美人が集まる会社。

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    美人が多い会社。五洋建設。

     どういう訳か私の周りには美人が多かった。
     もしくは可愛い子が多い。

     先輩を大事にする。仕事もちゃんとやる。
     こちらが残業していれば、何か手伝う事はないですか?と聞く。

     心根が美しい。人間関係のすこぶるいい会社。
     美人が集まる会社だ。

     ある日一番の美人の子がヒラメみたいな顔をして残業していた。
     「お化粧取れているよ。」「直しておいでよ。」「美人が台無しだよ。」

     あのね。
     美人が美人でいる事は生産性に影響するんだ。

     美人の傍でご飯を食べると美味しいでしょ?
     美味しく食べたご飯は活力になる。
     仕事してても一緒。

     美人は美人でいる事が仕事なの!

     「じゃぁ。芹野さんは?」
     「私は美人じゃないから仕事してるでしょ。」「それでいいの。」

     私は美人に綺麗だね。今日は・・なの?
     すっごーい。などなど。感動して褒める。美人を育てるのが仕事。

     美人の傍にいると、服のセンスもどんどん良くなる。お化粧も・。
     美人は感化されるのだ。


     彼女達の素晴らしさは今でも忘れない。

    hasemasako * 五洋建設時代 * 10:07 * comments(1) * trackbacks(0) * - -

    新入社員の頃

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      昭和53年4月。

       五洋建設という会社に入った。
       スエズ運河の改修工事を手がけた、一部上場の会社。

       入りたかった会社に落ちて、二次募集で入った会社だった。
       その半年前。就職活動の真っ只中。先生が言った。

       「芹野〜。これからどうする?」「どこを狙うか?」
       「先生。どこでもいいですから資本金の一番多いところにして下さい。」

       「じゃぁ。ここなんかどうだぁ?五洋建設。資本金は134億」
       「いいです。そこで。」何の資料も見なかった。

       数日して試験を受け、合格の連絡が来た。
       「あ。そうですか。」白けた答え。

       先生は大喜びで言った。
       「これで、クラス全員一部上場へ就職だ!」
       
       商業ではトップの高校。芝商業。伝統もあり、先輩は皆一流企業へ。
       そういう環境だった。

       最後まで、最後の一人が決まるまで自分の合格を喜んではいけない。
       先生はそう皆に言っていた。
       
       たった4人しか落ちなかったのに、その中へ入ってしまった自分が
       情けなかった。全員で喜んでいる姿を他人事のように眺めた。


       年が明けて、いよいよ五洋建設へのアルバイト出勤の日が来た。
       その時思った。

       『私がこの会社を二流だと考えたら、その考えた私が二流だ。』
       『私は一流になる!私がこの会社を一流にしてみせる!』

       いつになるか分からないけれど、何か判断を求められるときが来たら
       『正直者がバカをみない世の中にする。』それを基準にやっていこう。

       と決めた。当時18歳。以来10年間。毎日が楽しかった。
       今考えると、とんでもない事だったかもしれない。

       どうみても既に一流の会社に、自分がやるんだと意気込んでいた。
       頭の中は経営者。

       外見は赤いリボンをつけて、『3月までは・・』と高校の制服のまま通う 女の子。会社の制服に着替えると、社員になっていった。

       当時の意気込みが今の私を支えている。
       
       一流になる!
       その思いは今も同じだ。




       
      hasemasako * 五洋建設時代 * 09:28 * comments(3) * trackbacks(0) * - -
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