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守銭奴

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     かつて私は守銭奴だった。

     憎かった兄を見返してあげる方法。
     お金を貯める事だった。

     毎月23日の銀行のサービスデーに行くと風船をくれたり、景品がつく。
     それを楽しみに毎月のように千円を貯金しにいった。

     小学校六年生になり、お年玉も含めて88,000円貯まったので、12,000円
     足して10万円の定期預金にしてもらった。

     兄はというと毎日遊びほうけて。キリギリス。
     私は小さいながらも中学生になると兄を相手に高利貸しをしていた。

     金利は10日で一割。
     1万円を夜に貸して、やっぱり翌日返すと言ったので、
     100円頂戴!と言うと。なんでだ。と兄が言った。

     一晩経てば一日経過したんだから、利息を払うのは当たり前でしょ。
     母も、決めた事なんだから守りなさいと言う。

     もちろん、貸す時には借用書を書かせる。
     利息もちゃんと頂く。やくざの世界でまかり通っていた十一(といち)
     10日で一割の利息。

     兄が借りたお金と利息を払う時。一番優越感に浸る時だ。
     「デブ・ブス・ドジ・マヌケ・・・真子から借りるんだから。」
    hasemasako * 兄弟とは * 16:48 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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